2013-10-15
Nice紀行2013-観光編
今回はのんびりアパート滞在が旅の目的だったので、特に大きな予定も立てておらず。
予め決めていた外出先は、F1の聖地モナコ、去年行って良かったヴィル フランシュ シュル メール、エズくらい。
モナコとヴィルフランシュはもう地図がなくても適当に散歩できますし、行き帰りの交通だけ調べておきました。エズは遠い昔にツアーで立ち寄ったことがあっただけで、訪れるのはそれ以来なので多少は情報収集。
で、ここで放浪癖がムズムズと。
もっとマニアックでステキな村はないものか…。
そこで、アパートで調べまくって見つけました。
モナコの先にリュクブルンヌというお城とその城下町?があることを!
どうやら街自体も雰囲気があるようですが、高台のお城がまた素敵で絶景だとか。
調べていくと、幸いニースからモナコへいくバスの延長上に、最寄りのバス停があることが分かりまして…これは行くしかありません。
(ストリートビューでバス停の名前まで把握できました。凄い!!)
実際に行ってみると、バス停を降りてからずっと獣道のような細い通り(通りと呼べるのかも疑問…他にちゃんとした行き方があったのかしら)。しかも上り坂。途中で休みながら行きましたが、これが途上国だったら真っ先に引き返していたくらい!
モバイルのWi-Fiを起動させて、地図を見ながら行ったので多分無事に着くだろうと思っていましたが、心配でしたねぇ。まぁ夫と二人ですし何とかなるでしょ、みたいな…。
時々振り返ると、上がってきた細い道の向こうにキラキラした海が見えて、否が応でも期待は高まります。
と、30分強くらいでしょうか、夢中で坂を上がっていくといつの間にか街の中に入っていました。
石畳の道の両脇に古いお家。建物が高いので、午前中の早い時間だと陽が入ってこなくてちょっと薄暗いけれど、それがまた雰囲気を醸し出していて良いのです。
小径が入り組んでいて迷子になり放題。時々猫が横切っていきます。
散策しながら更に道を上がっていくとようやくお城跡。
お城はもう屋根がないところもあって、開放的なので海も良く見えます。見張り台なんかから海をみると、甲冑をまとった当時の人たちもこうやって海を眺めて(というより命がけで監視して)いたんだろうなぁと想像が膨らみました。牢獄もあって生々しいところもありましたが、それもまた歴史を感じることができますね。
行くのが大変な分、感動も倍増でとてもステキなところでした。
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