2012-09-27

旅カメラ談義②


ニース-コートダジュール空港にて、Nikon F3。

F3に装填するフィルムは、旅の前にインターネットでフィルム写真愛好家の方々が色んな作品をアップしていらっしゃるのを見てどんな色合いがいいか考え、Kodak PORTRA160でいきました。
PORTRAは、ナチュラルな雰囲気で人肌を綺麗にみせるようで、万能っぽいので選択。夏で主に日中の街歩きでの撮影なので光はたっぷり得られるだろうと思い、低感度のISO160にしました。
何種かのフィルムを持っていくというのは初めから考えていませんでした。フィルムをごちゃ混ぜにすると、一つの旅で色合いに統一感がなくなって、アルバム作りのとき微妙になりそうなので。露出の感覚とかも切り替えるのが難しそうですし。

で、海外でのフィルム撮影で問題になるのが、飛行機搭乗前の手荷物検査のX線。
感光してしまっては、撮影した画が使いものにならなくなってしまいます。スーツケースにいれて預けると、相当な強いX線を浴びてしまうので、手荷物として機内に持ち込むようフィルムメーカーからもお知らせが出ていますね。低感度フィルムでも一発でやられるそうです。

でも、機内持ち込み手荷物の検査のときにもX線検査装置を通されますよね。ISO1600まで大丈夫という話も耳にしましたが、いくら弱いX線といっても不安なので、念のため検査の度に係員に目視検査、Hand Checkをお願いしました。

成田空港ではもちろんやってもらえました。一つ一つ開けて、中身を出してチェックされました。
往きのトランジットのシャルルドゴールでは、同様にお願いしましたが、問題ない、通せ(と言っているかは分かりませんが)というような雰囲気で、わたしの大事なフィルムは問答無用にトレーに乗っけられて装置に吸い込まれていきました。あぁ、これでダメかもなんて、非常に心配でしたがここまできて撮影しない訳にはいきません。X線のことを引きずりながら、撮影を敢行。36枚撮りを一日二本のペースで撮っていきました。

帰りはニースとアムステルダムで荷物チェックがあり、こちらも目視検査を訴えましたが無駄な努力でした。ニースでは一応ISOを聞いてくれて、答えるとそれなら大丈夫と対応してくれましたが。でもX線、積算なんですよ~。

しかし、計3度X線を浴びましたわたしのフィルム、全く感光しておりませんでした。現像するまで心配でしたが良かったー。一本、巻き戻しに失敗して感光したコマが三つありましたが、その他は全部生きておりました。

フィルムはデジタルとは違うキレイで柔らかい独特の雰囲気で、やっぱりいいなーと改めて思いました。デジタルでも同時に撮っていたので、比較してみると違いがよく分かりますね。
フィルム、もう少し持っていっても良かったですが、結果的に無事だったもののX線に感光するリスクもあったわけですから、この位で適当だったのかなぁ。もっと持ってたら、それこそデジタルで撮らなくなってしまう…。

しかし、これで海外でのフィルム撮影に味をしめてしまいましたね。これからは街の空気に合わせてフィルムを選びも楽しみたいと思います。


アムステルダム-スキポール空港にて、Nikon F3。

2012-09-26

旅カメラ談義①


ニースの海岸脇にて、Nikon F3。

わたしの旅の大きな目的は、現地での写真撮影。
今回の南仏旅行では、NikonD90+ズームレンズと広角レンズ、NikonF3+単焦点レンズ、そしてGRⅢの三台体制で臨みました。
一応目的別で、D90はズームが必要なときや、超広角の迫力ある写真を撮りたいときF3はできるだけナチュラルな写真を撮りたいとき、GRは主に室内用、食事のシーン使い分けしていました。特に今回は海外でのフィルム撮影が初めてで楽しみにしていたので、F3中心に撮影していましたが、その場で画像を確認することは出来ないので、どの様に写っているか不安。ということで、D90もかなり活用していました。

GRは夫に持たせ、わたしはTimbuk2にD90を忍ばせ、首にはF3をぶら下げ、かなり肩の凝る装備!
はっきりいって重いです。

Timbuk2のしょい易さにかなり助けられ、長時間街を散策することができましたが、普通の観光客が持つ荷物の重さじゃありません。一眼の二台持ちは、やれないこともないけどかなり気合が必要です。
体力も消耗しますしね。疲れて体力的にも気持ち的にも撮影できなくなっては本末転倒です。
で、今後の旅でもう少し気楽に撮影出来るよう考えると...。

*フィルム撮影に予想以上に楽しくはまってしまったので(どう写っているかも分からないのに…)いっその事フィルム一眼をメイン機にする、ということ。

*しかし、失敗のリスクもあるので、どうしてもデジタルでの撮影でもきちんとした画を撮りたい。プラス一眼二台持ちよりも軽装にしたい。

*フィルム一眼とGRだけだとズームが使えないのと、フィルム撮影が失敗したときにデジタル一眼(特にズーム)がないのはちょっと心もとない。

で、これに対して導きだした答えはデジタル一眼に引けをとらない描写力を持つ、軽量のカメラを手に入れるです。
結局は物欲ですか(笑)

しかし、そんなカメラはどこにあるんだ?ということで、結論から申しますと、いま興味があるのがGXR。
まぁGRの兄弟ですな。GRを使ってみてその綺麗さは素人並みにも分かっているつもりですし、GXRの操作もしやすかろうということで。
レンズユニットが交換できるのはもちろん、レンズユニット自体が一眼のレンズよりもずっとコンパクトで持ち歩きに便利なのがいいですね。

とここまで書きましたが、はっきり言って旅行中の装備を想定しているだけなので、こんなカメラばっかりあっても…と自分で突っ込む結果になってしまいました(笑)


サレヤ広場横のカフェにて、Nikon F3。

2012-09-23

Nice紀行2012-まとめ編


ではそろそろバカンスのまとめを思いつくままに。

枕草子風に言えば、夏は海!
やっぱり地中海沿いは海が素敵です。毎日散歩しても飽きないです。世界的リゾートなのもうなずけます。ニースは街自体はそんなに大きくないので、あれもこれも観光しなきゃと駆り立てられることもなく、強制的にリラックスさせられます(笑)
観光地だけあって、夜も賑やかで中心地なら少々夜遅くなっても大丈夫な感じがしました。

ただし、駅付近から大通りのモノプリというスーパーがある当たり(駅から海に向かう途中に)までは、昼間でもあまり雰囲気が良くありません。注意が必要です。
水やお土産などを買いにモノプリまで何回か行きましたし、遠出したときには駅ももちろん使いましたが、結構気を遣いました。
実際、あれ、つけられてる!?と思ったことが2度ほどありましたので。思い違いなら良いのですが、自転車なのにわたしたちと同じ歩く速度で後ろを走る人がいたり、道を探しているわたしたちの横で青信号なのに渡らない人がいたり。
そういうときは、いかにも警戒しているぞというオーラを出し(荷物には手を添え、目つきを怖く(笑))、堂々としていることが大事ですね。
ホテルを選ぶ際にも、夜外食して帰りが遅くなることを考えて立地をよく検討した方がよいかと思います。
でも、そんなにびくびくしすぎることはありません。海の方に近づくほど開放的で安心してのんびりできる空間が広がっています。

あとは、気候。
夏は紫外線にばしばし浴びますから、スキンケアは必須ですけど、それ以上に日に当たること自体が体力的にもダメージを受けています。適度に休憩を心がけて、体調を崩さないようにして楽しめればいいと思います。水、ジュース、大事です。
そして、朝晩はかなり涼しいので、幾ら8月といっても羽織ものは持っていくべきだと思います。まぁ、最悪現地調達でも何とかなりますがね。

あぁ、こうしてニースのことを書いていると、楽しい思い出がいっぱい蘇ってきますね。日本もいよいよ涼しい秋の気配がしてきて、夏休みが遠い昔のことのよう。何だか寂しいものです。
また逃亡したくなってきました...。

それでは、ニース紀行はここまで。これからは基本的には通常の記事に戻りますが、思い出したらまた追加で書きたいと思います。
そうそう、まだフィルム写真のことを書いていませんし。プリントが仕上がってきましたので、その辺りのことも...。

2012-09-19

Nice紀行2012-食事編


とにかく、海の近くでは海の幸を。
外れはないですが、どこの店でも美味しいかというとそうでもなかったりして。良いお店を探すにはリサーチが必要かと思います。夫にやってもらいましたが(笑)
どこも観光地値段で高いですから、覚悟はしておいた方がよいでしょう。

特に美味しい!と思ったのは、ヴィル フランシュ シュル メールの港沿いにある、La Mere Germaineというお店です。
今回のニース滞在中に入ったお店の中で一番ツボにはまったところで、ヴィルフランシュに泊まっていたら毎日でも来ていいと思いましたね。
ムール貝はとりあえず(どこでも)一人前でもどっさりくるので、注意です。でも美味しいですよ。ミルキーで塩味なのにこってりしていて。
ムール貝の他に食べたのはぷりぷりと大きなエビがのったリゾット。海外では大概が濃い味ですが、このプレートは珍しく薄味で上品。


それと、フランスはワインが水より安く、それでいて美味しい!
夜にホテルでワインを飲もうとスーパーで一本赤ワインを適当に買ったのですが、安いのに香りがよく「なんじゃこりゃ、水だ水!」といってすいすいと二人であっという間に空けてしまいました。
スーパーでもワインの種類が沢山あって、見ているのもまた楽しい。シャトーの名前とかは全く分からず、葡萄の品種だけで選んだのですが本当に感動的な美味しさでした。
こんなワインがスーパーで普通に売っているなんて...。いいなぁ。

最後に...ニース風サラダは普通のサラダです、はい。

2012-09-17

Nice紀行2012-近郊の街や村編②


あと、南仏滞在中に訪れたのは、モナコとヴィル フランシュ シュル メール。

まずモナコ。ニースもそうなんですが、モナコに行くのも3回目。今回は往きはバスで30分くらい、帰りは電車で20分くらいという計画でした。
ここはF1の市街地コースとしても有名で、F1好きなわたしたちにとっては聖地のようなところ。コースになっている通りを実際に歩いて、道路にタイヤ痕を発見しては嬉しくなったり。ヘアピンコーナーのところにあるホテルフェアモントの屋上レストランでランチをし、セレブな気分を味わいました。駅もセレブな感じですよ。


しかし、モナコの本領は夜にならないと発揮されないと言えるでしょう。今回は日帰りの日中だけの観光でしたので、夜の姿は見られませんでしたが、前回は泊まったので夜も街を歩きましたが、本当にベカベカです。車はフェラーリとメルセデスだけしか走っていませんし、カジノ前広場は0時過ぎても夜はこれからという感じで盛り上がってます。泊まれる方は、ぜひあのカジノ前のセレブな夜の空気も味わっていただきたいです。

ところで、モナコでは日陰がほとんどなく一日中太陽にさらされていたので、なんだかニースに戻ったら具合が悪くなってしまって。悪寒がひどく、体温計は持っていませんでしたが絶対に熱がある!という状態に...。海外で体調を崩したのは初めて。熱中症!?
幸い持っていったインスタントみそ汁(!)とオレンジジュースを飲んで抗生剤を内服し、ぐっすり寝たら次の日には見事復活。でも、まぁ病み上がりだし、丁度次の日は天気が悪いとのことだったので、ゆっくりしていました。

そして、ヴィル フランシュ シュル メール。ニースからバスで10分とすぐ近くです。
ここはとても良かったですよ。天気もよく、海には人が沢山いて、メイン通りは賑やかなのに比べ細い路地の旧市街はとても静かで落ち着きがあって。わたしたちは静かでこじんまりした街が好きなようです。
海のすぐそばには駅があってそれも良い雰囲気ですよねぇ。
もちろん海は青がとても綺麗でしたし、食事のことはまとめて後で書きたいと思いますが、ここで頂いたランチがこの旅一番の思い出の味になりました。海の幸、美味しい!
夫は、わたしがはじめにこの村に行きたいと言ったときにはあまり乗り気ではなかったのですが(村の存在を知らなかったようです)、すっかり気に入ってしまいました。ここは本当におすすめの村です。

2012-09-13

Nice紀行2012-近郊の街や村編①


ニース滞在中、半日あるいは一日を費やして、幾つかの近隣の村々へ足を伸ばしてきました。
まずは、ヴァンスとサンポールドヴァンス。
二つとも鷹巣村と呼ばれ城壁に囲まれて、細い道が入り組んで素敵な村なのです。外から見ると少しモンサンミッシェルを思い出しました。

まずは交通手段ですが、ニースからバスに乗っていきました。二つの村は同じバスの路線上にあって、ニースから行くとヴァンスの方が奥で終点になります。ニース→サンポールドヴァンス→ヴァンスということですね。サンポールドヴァンスとヴァンスの間は10分くらいと近く、全体では一時間くらいかかります。二つの村を回るなら一日はみておいた方が良いです。(わたしたちも朝9時頃出発し、戻ったのは夕方でしたから。)

行く前はどちらから先に行こうかと話したのですが、帰りサンポールドヴァンスからバスに乗ると途中乗車となり、ヴァンスの方が大きい街だしもしかして座れなかったらキツいよねということになり(ヴァンスだと始発になるので)、ヴァンスを後に回しました。

で、二つの村、街自体でいうとサンポールドヴァンスの方が道も細く(ヒト一人通るのがやっとというくらいの幅の道もあって、秘密の小径という感じ)静かでこじんまりしていて好きだなぁと思いました。ヴァンスはもう観光地化して賑やかですね。

ロザリオ礼拝堂は、ヴァンスの中心地からは少し離れていて歩いて15分くらいはしましたでしょうか。炎天下を歩いたので結構キツかったですが、礼拝堂では素敵なステンドグラスを観ながら座って休憩。礼拝堂自体はとても小さいです。

そしてヴァンスでは小さな出会いが。
地元のおじいさんたちが、ペタンクという球を投げるゲートボールのようなゲームを広場でやっていたのですが、その中の一人がじっと観ていたわたしに、やってみるかと誘ってくれまして。投げてみると球は意外とずっしりしていて転がっていきませんでした...。
言葉もやり方も全く分からなかったのですが、良い思い出になりました。

しかし、二つの村予想通り行って良かったです。



2012-09-12

GLOBAL DATAのMi-Fi


毎回旅行に行くと、心に強く残った風景や、感動するくらい美味しいご飯のお店、ツアーだと一緒に回ったハチャメチャな面白い人など、印象深かったもの、コトに対してMVPを決めています。
直訳するとmost valuable playerなんですが、選手ってことにはとらわれずに決めています。

で、今回のMVPは、こちらのGLOBAL DATAのMi-Fi。海外用のWiFiで、旅行期間中だけ借りられます。
事前にネットで申し込みをしておいて、成田空港の専用カウンターでで引き渡しと返却ができます。

これ、すっごく便利なんです!
ニースからヴァンスなど近隣の村へ行く時はバスを利用したのですが、いまどの辺りを走っているのか分からないし、本当にこのバス停で降りていいのかも分からない。

そこで、このMi-Fiの登場。

電源を入れてiPhoneのGoogleMAPを起動させれば、地図上で自分がどこにいるのかリアルタイムで分かるのです!
もはや地図いらずで(地図をおおっぴろに広げていると危険ですからねぇ)迷子にならないという安心感が得られるのは心強い。

食事も、予め目ぼしいレストランは調べて行きましたが、現地でもカフェでお茶しながら情報収集して、口コミの評価などを見ながら新たにお店を探したり。


あとは天気。
後半で少し天気が崩れるという情報があり、逐一Web上の天気予報をチェックして、晴れの時に遠出するようにしたり、天気に合わせて予定を替えることができました。

ホテルではWi-Fiがあったのでそれを使って、こちらは外出時の使いたいときだけ電源を入れるようにしていました。なので、前情報では2時間くらいでバッテリーがきれてしまうと聞いていたのですが、今回一度もバッテリー切れはなかったです。

まぁ、いいこともあれば悪いこともあり、ネットワークは世界を狭くするなぁと。ニースでYahooJAPANのニュースを見た時には少し残念だったし、我が家にはいませんが、仕事でメールがひっきりなしに送られてきてしまう人もいるでしょう。そうなったらバカンス気分になれませんものね。
こういうのは使い様だと思うのですが、我が家では次回旅行する時も絶対に借りると宣言しております。

因にこれ1台でiPhoneもパソコンも(確か5台まで)接続可能なのが良いですよ。普通に海外でインターネットをしようとすると、電話ごとに料金が発生しますからねぇ。通信速度も使い方によると思いますが、不便さを全く感じないくらいでしたし。

2012-09-10

Nice紀行2012-ニース観光編


ニースの観光といえば、海水浴、海岸線沿いや旧市街の散歩、市場の雰囲気を楽しむ、美術館などなど。
わたしたちは、毎日のように海岸沿いから旧市街、市場を散歩していました。遠出する予定のない日は朝ご飯をホテルで済ませて、すぐに散歩に出ていました。
朝はいいですね、光もきれいですし、市場も活気がある。8月下旬で朝は割とひんやりした空気だったりして、気持ちがいい。海も街も人がい過ぎなくて、独特の雰囲気がありますね。カフェで新聞を読みながらエスプレッソを飲んでいる地元っぽい人も見かけます。

写真は有名なサレヤ広場の市場。どこを切り取っても絵になりますね。花、野菜、果物、チーズ、などなどずらっと並べられている光景は圧巻です。あんまり普段の生活で市場で買い物をする習慣がないので、こういうのは面白いです。
オリーブオイルや石鹸などのお店も沢山あるので、お土産物をここで買うこともできます。わたしたちは普通にスーパーでお土産を探しましたが、同じものだったら市場の方がもしかしたら安かったのかもしれません。買った後に気がつきました...。

旧市街も細い道々を気の向くまま迷うのも良かったです。道が細いのに強引なテラス席におされて、歩くところもやっとな感じですが。これまた雰囲気がありますね。途中でアイスを食べたりして。アイスはとにかく甘いです!イタリアの方が美味しいと思いました。

あと、ニースで行ったところといえばマティス美術館。
わたしは前々からマティスが好きだった訳ではないのですが、あのきれいな色使いはいいなと思っていたので観に行きました。
ホテル近くのバス停からバスに乗り、15〜20分位で到着。入ってみると、結構小さいですが、そこまで混んではいなくてゆっくり観ることが出来ました。行ってから気づいたのですが、入館時間があるみたいでお昼の時間帯には入れないようです。調べてから行った方がよいでしょう。

で、美術館の前に大きな公園。晴れていて日差しも強く暑かったのですが、木がいっぱい植えてあり、その日陰ポイントも沢山あってそこは涼しい。空気もカラッとしていて気持ちがよく、ベンチもあったのでだいぶその公園でのんびりしていました。(下の画像)
レジャーシートは海で使うだろうと思って持ってきていたのですが、まさか美術館で使うとは想定していなくて、スーツケースの中。持っていれば公園の芝生で寝転べて良かったなぁと思いました。


それと、遠出の日を含めていいだけ外を回ったら、ホテルに戻って昼寝をして。夕方また出掛けるなんてことをしてました。ホテルの立地がいいと、さっとこういうことができていいですねぇ。

2012-09-09

Nice紀行2012-ホテル編


とりあえず、ニースといえば海!の写真を取り急ぎ。
大体の写真の編集は終わっているのですが、まだまだ選別の最中。今回はデジタルとフィルムで撮っているので、如何せん大量なのです。

で、ホテル編。
今回の旅は一都市滞在で、海でのんびりしながら近隣の小さな村々へもぷらぷら出掛けてみようというのが目的。基準は、

1 海にも駅にも行きにくい、バスターミナルから離れている、夜危なそうなところ(駅近くとか中心街からかなり遠いところ)は避けてという、まず立地最優先。

2 出来ればバスタブ付きでお風呂でゆっくりできるところ。日中の活動は散策がメインですからね、日本人的発想で疲れはお湯につかってとりたいのです(笑)
でもこれって、効果大なんですよ。合宿のようなスケジュールの団体ツアーに参加したときも、お湯がたっぷり使える早朝にバスタブにお湯をはってつかっていたのですが(入浴剤持参!)、やっぱり足の疲れ方が違いました。お風呂万歳。

3 もちろん値段。6泊なので幾ら安いところを選んでも積もればいい金額になります。高級ホテルでなくてもいいのですが(それは無理!)だからといって、ある程度ちゃんとしたところでないと寛げませんからねぇ。住空間も大事です。

4 昨年フィレンツェで泊まったところが思いがけずキッチン付きのホテルで、自炊できることがなかなか便利で楽しいことが分かったので、そういうところ(アパルトマン?)でもいい。

5 バルコニーや中庭なんかあるとホテルでものんびりできるなぁ。

の大きく5つ。ニースはホテルが星の数ほどあるので探しきれなかったのかもしれませんが、結局全ての条件を満たすところは発見できず、4と5は切り捨てることになりましたが。3はまぁ金銭感覚によるところが大きいですが。

で、泊まったのはLe Grimaldiというホテル。丁度海と駅の間くらいの位置にあるところで、旧市街からは少し歩きますがなかなか良い立地。
海の近くは素敵ですが値段も高い、でもこれ以上駅の方に行くと結構雑多で、段々と安全とはいえない雰囲気が濃くなっていきます。このホテルの位置でしたら、深夜でなければ海近くの中心街から歩いて帰っても大丈夫です。

中もとてもきれいで広々としていて、南仏らしく青がベースのお部屋。嬉しかったのがトイレとお風呂が別だったこと。部屋にもよると思いますが。
バスタブは大きくて身体を伸ばして入れましたし、満足満足。

沢山の収納に持参品を入れ、クローゼットにお洋服をかけ、洗濯物を干し、もう我が家のように使っていました。
あ、洗濯機はついていませんよ、洗剤持参で手洗いです(笑)

朝食はパンとハムとチーズ、ゆで卵、フルーツのビュッフェ形式。イタリアのパスタが外れないように、フランスのパンは外れないと思っていましたが、期待通りクロワッサンが絶品。生ハムもコクがあるし。卵は自分で専用の機械で茹でるのですが、これまた半熟がとろりと美味しいのって。日本の卵より淡白なのですいすい食べられます。
これを書いている間にも、あの朝食が食べたくなってきました。

元々旅では朝型なので(時差ボケもありますけどね。ツアーの添乗員さんに、「行きたいところにはまず最初(朝一)に行け」と格言をもらって以来。)午後の日の高くなったころ、一度ホテルへ戻って休憩という名の昼寝をしていました。大きなベッドに潜り込み、シーツにくるまって寝る、あぁなんという贅沢なのでしょう!

帰国の日はさすがに疲れているだろうということで、前々に空港までのタクシーを予約しました。フロントに案内が出ていて、言うとホテルの人がやってくれました。乗り合いのような感じでした。お土産や戦利品で重くなったスーツケースを引きずらなくてよいのはやっぱり楽でした。

旅は出歩くのが主だから、ホテルは寝られるだけでいいという考え方もありますが、一日の疲れを次の日に持ち越すのとそうでないのと、旅の充実度がかなり違うのではないかなと思います。遊んで歩いているだけなのに、疲れるなんていってはご立派ですけどね(笑)なので、ホテルも選ぶようにしています。ホテル選びもそれだけで楽しいし。

2012-09-06

Nice紀行2012-スケジュール&飛行機編


ニースでの夏休みのスケジュールは以下の通りです。

一日目 成田11:10発→シャルルドゴール空港16:45着
    シャルルドゴール空港18:35発→ニースコートダジュール空港20:05着

二日目 ニース散策 マティス美術館
三日目 ヴァンス、サン ポール ド ヴァンス観光
四日目 モナコ観光
五日目 ニース散策
六日目 ヴィル フランシュ シュル メール観光

七日目 ニースコートダジュール空港12:30発→アムステルダムスキポール空港14:40着
    アムステルダムスキポール空港17:40発
八日目     →成田11:55着

夏の海でのんびりの予定をたてました。(実際は結構アグレッシブになってしまいましたが。)

楽しみにしていた飛行機ですが、エールフランスで予約したのに、往きはJAL、帰りはKLMで純正エールフランスの機体には乗れませんでした。残念。
JAL、良くもなく悪くもなくといったイメージでしたが、今回は機内食が美味しかった!わたしは洋食を選びましたが全体的に優しい風味、あのSoup Stock Tokyoとのコラボしたスープ(コーンスープ)も到着前に温かくほっとする味を楽しむことができました。

で、恒例のワインを飲み干し、テルマエロマエを爆笑しながら鑑賞し程よく就寝。

そして、JALって二度の機内食の間におやつがでるんですよね。
ミニ蒸しパンが二つ、はちみつとチーズ、サクラの味でこれまた絶品!普通に売れるのではないか...。

帰りは初めて踏み入れるオランダ経由。
スキポール空港はお店が沢山あって、デザインもかっこ良く面白いと前に雑誌でみたことがあったので楽しみにしていました。
確かに、広大な施設にお店がぎっしり。飲食店からお土産物屋さん、オランダだけにチューリップの専門店(普通に球根が売られている)とか...。座ると気持ち良さそうなソファーが置いてあったりして、休憩している旅人がわんさか。

なかなか見応えがありましたが、最終日ニースの天気がイマイチで出発が遅れ、当然スキポール空港への到着も遅くなり、折角トランジットに余裕があったはずなのに意外と遊ぶ時間的余裕はありませんでした。ちょっとがっかり。
空港も大きいので移動だけでも結構時間がかかってしまって、トランジットも若干分かりにくく迷ったのもありましたけど。

で、恒例のワインを飲み干し、食事時以外は常に入眠。

今回の移動では、帰国がヨーロッパのバカンスシーズン終了時期と重なり、ニースでのチェックインが大混雑していたのが印象的。
長い行列に並ばされ、時間だけが過ぎ冷や汗をかき疲れました。まぁ、チェックインには時間がかかったものの、荷物検査はスムーズで全く問題なく搭乗できたのですが。結果的に天候の関係で遅延に...。

この季節の移動には注意が必要ですなぁ。

2012-09-03

KOLOのアルバム


旅から戻ったのに、厳密にいうと旅の話ではありませんが。
皆さん撮ってきた写真はどうしていますかねぇ。
データのまま残しておく、スライドショーを作る...いろいろありますが、わたしはプリントしてアルバムに整理します。

プリントの色合いって独特な感じもしますし、友達が家に来たときなんかすぐに本棚から取り出して見せられる。
MacBook Airも起動は相当早いので、パソコンでみせるというのもありですが何か味気ない。パソコンだと、編集がいくらでもできるというイメージがあり、それに比べてプリントだとこの一枚で勝負している感(というかこだわり?)があってアルバムの方が作品としてはいいなぁと。

わたしは人に見せるときは断然プリント派です。

で、アルバム。
折角写真だから素敵なものが良いですね。わたしはずっとKOLOのアルバムをタイプ違いで愛用しています。
結構作りはしっかりしていて分厚いのですが、色合いと表紙素材が軽い感じなので重厚感は程よく上品にできています。中の台紙は永く劣化しないといわれる素材を使用していて、大事な写真を収納するのにも安心。
色も種類が沢山あるので、コレクションに最適です。
いつも銀座伊東屋で購入していますが、時期によっては品薄になっていますね。うまい具合に仕入れの直後にお店に行ければラッキーです。

表紙の小窓があるのがKOLOの特徴で、ここにも好きな写真を入れられます。これがまたどの写真を入れようか楽しい悩み所。如何せんスペースが狭いもので...。

しかし、我が家には数えたらもう7冊ありました。今回の旅用に買ったのを入れると9冊!になりました。

手前の紫の方は24枚用でコンパクト。持ち出し用のダイジェスト版を作る予定です。(この紫色、銀座伊東屋限定カラーで数量限定のようです。)
奥の濃い青の方は100枚用なので、フルにがっつり収納したいと思います。

2012-09-02

南仏より戻りました。


しばらく留守にしました。
かねてより度々(毎度?)記事にしていた、南仏へのバカンスへ行っておりました。

今年の夏休みは一都市滞在で、のんびりする計画。
ホテルのWi-Fiが無料で使える環境におりましたので、MacBook Airで撮った写真を整理しながら一度位は現地でブログをアップしようと思っていたのですが、結局できず。

その理由は...
のんびりするつもりが、かなり内容の濃い一週間になってしまったから(笑)

貧乏性なのでしょう、あっちもこっちも観たい!ということで、だいぶ精力的に活動し、もはや合宿?。
疲れていて、ホテルではひたすら体力の回復を測っていたのと、まぁ情報量が多すぎて記事にできるほど頭が整理できていなかったので。

まぁ、その道中はまたこれからぼちぼちとご紹介していきます。

うーん、夢の一週間だった...現実に戻ってくるのに相当時間がかかりますな。