2013-08-14

『風立ちぬ』の感想


少し前になりますが、ジブリの『風立ちぬ』を観ました。
賛否両論あるようですが、折角なので感想を。出来るだけあらすじは出さないようにしたいと思いますが、ネタバレはありますのでご注意ください。

まず、わたしは実はジブリ作品はあまり好きではないのです(!)これは好みなので気にしないでください。アニメをほとんど観ないということと、わたしの周辺にジブリ作品ファンが多くて、公開される度に手放しに褒めちぎるのでちょっと引いてしまうところがあり…。
ちゃんと観て物語を記憶しているのは魔女の宅急便とトトロと千と千尋の三本のみ。ラピュタは毎年金曜ロードショーでやるから何となく…。他の作品もテレビ放送で幾つか観たことがあると思うのですが記憶にない…(多分途中で夢の中)大多数が全く観ていません。なんと風の谷のナウシカも観たことがないという体たらく振りです。ジブリ好きの夫には非国民と言われる始末。

で、そんな自分からは決して観ないであろう今回の作品に、何故足を運んだかと言いますと…タダだったからです(笑)
夫が映画館のシネマイレージカードなるものを持っていて、そのポイントだか何だかが貯まったので一人分無料になるというで。夫の観たいという強い希望を何日も聞かされていたので、鑑賞券がタダならまぁ付き合うことにしたのです。わたしとしては拘束時間分の時給を頂きたいくらいでしたが…。

軽いあらすじは色んなところで書かれていますが…。

良かったところ
*主人公の声。何故彼を起用したのかと批判的な意見も知っていましたが、素朴で不器用な言い回しは悪くなかったと思います。声自体も結構良いのでは?

うーんなところ
*時々挟まれる夢のシーンがちょっと唐突で、落ち着かない。
*夢に向かって様々なことを乗り越えて進んでいくのがステキだったというレビューを観たのですが、その割には淡々と話が進んだなぁという印象。夢に向かって進むというのはもっと泥臭いものでは?その辺りに感動したいのならプロジェクトX系の番組を見た方がよっぽど元気が出るかもしれません。時代背景を考えると難しいこともあったかもしれないけれど、個人的にはストーリーからその様な感じは得られず。才能もあって上司にも買われていて、恵まれているという印象をもってしまう。
*妻になる女性。幼少期に出会った男性と大人になってから再会して、数日のうちに婚約してしまうものでしょうか。これも淡々とことが進んであっさりしていた感じが。当時の人たちとの感覚の違い?
*妻は結核という病気を背負いながら夫婦愛を貫いていくというのは分かるのですが、自分の病気を夫に感染させるかもしれないと分かっていて会うのはちょっと違うかなと。病気の認識については今と全く違うでしょうから仕方のないことですが。結核のことが気になって気になって物語に集中出来ませんでした。

と、批判的な感想になってしまいましたが。ジブリ好きの方には申し訳ありません。好みということでご容赦を。
全体的に淡白な感じで、何を言いたかったのかがよく分かりませんでした。夢?戦争?愛?わたしの想像力不足です。
あと、やっぱりジブリは不思議物語の方が良いのでは?と思いました。

2 件のコメント:

  1. It is a wonderful movie.

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    1. rumaさん、コメントありがとうございます。
      ジブリの雰囲気は確かに味わえますね!

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